《決まった相場?》
本年はどうやら10月まで暑いだろうと予想されているらしい。
それについて、
「どんどん秋が短くなる」
と言っているのを聞いてふと気がついた。
どんどん秋が短くなる、と言うことは秋について何月から何月と期間で区切るのではなく、気温で区切っている。
この区切りは「秋は涼しいもの」と言う認識のもとに成り立っている。
「秋は涼しいもの。涼しくあるべきもの。何故なら今までそうだったから」
そんな過去に根ざした発想はどうして起こるのだろうか。
春は暖かいもので、秋は涼しいもの?
その様に相場が決まっているのなら、雪が降ることも珍しくない正月に「迎春」の挨拶が交わされるのは何故なのか。
このまま人が暑いと感じる気温が秋にも維持されるなら、秋は涼しいものと言う認識をそろそろ変える必要があるのじゃないだろうか。
株式など、相場は常に変動している。
気温など、環境も常に変化している。
季節に名前は付いているが、季節の中身である日一日の状況は常に変化し続けている。
止まらぬ変化を続けているものに向かって、相場が決まっていると言うことは出来ない。
もう定まって動かないものについては、言えるかも知れない。
例えば「昔は秋は涼しいものと相場が決まっていた」と言う感じに。
只、その「昔」と見なされる頃に生きていた人が、当時どこまで秋を涼しく感じていたかは定かではない。
細かく見て行けばどの時代でも異常気象だ天変地異だと、それなりに賑やかに騒いだこともある訳で、実は相場が決まっていたことなどないんじゃないかと言う気もする。
途切れることなく変わり続ける。
世界は本当に面白いのだ。