《合流する無》
性別や年齢層、季節感など。
様々な境い目が淡くなることで、意識はどう変化するのか。
「ファッションの境界をなくす動きは、1960年代ごろから徐々に広がってきた」と指摘する専門家も居る。
チューリップハットの頃から地道に進められていたものが、ここに来て大きな流れになりつつあると言うことだろうか。
「ブランドの強みが、それぞれの『レス』の潮流にうまく融合し、世代や性別を超えた幅広い支持につながっている」とも書かれていた。
ブランドが打ち出したレスの奥には、人がどうこう出来ない大きな流れが在る。
古着など時代を超えた『タイムレス』なファッションも、更に広まるだろうと締め括られて、レスの種類はまだまだ増えて行きそうである。
レスが合流の動きを促すなら、多様性と言う広がりを表現するキーワードもある。
共通項を持ちつつ、広がって行くことを求めているなら面白いことである。
広がりつつ、合流もする。
二つの動きを眺めていて「あっ」と気づいて感心した。
これは呼吸の動きではないか。
合流し、集まり一体となり、そこをベースに自由に広がる。
物理次元はその変化を通して、呼吸を表現している。
集まるのも、散らばるのも、どちらにも柔軟性が必要になる。
各所から大集合した様々な無は、虚空に還り、新生する。
ちなみに何も前につけずに「レス」とだけ検索すると、2026ではセックスレスを意味する言葉として取られる様である。
これは人々にとって、好ましいレスではないらしく、歓迎されないレスもあるのだと、興味深く頷いた。
分割意識と御神体の和合が先に必要で、そこが叶った夫婦は、セックスであろうとなかろうと自然と和合する。
祝われていないレスも祝福された時、無の合流も全員集合となる。