《かっこめ はっこめ》
先日、茅の輪くぐりをした帰りに、気が向いて神籤を引くと、金属製の小さな熊手が入っていた。
ミニミニサイズの小判も一緒に、くっついている。
「面白いものだなぁ」
と、一緒に入っていた説明を読んでみると、
“「かっこめ」「はっこめ」といわれる神様の分霊といわれ
運や財をかき込む掃きこむといった縁起をかついでいる熊手で
財布等の中に入れて財が増えると古くから人々に言い伝えられた縁起物です。”
とある。
「かっこめとはっこめが神様?」
調べて見ても、そうした名前の神様については知ることが出来なかった。
かっこめ はっこめは、酉の市でお馴染みの呼びかけ。
「かっこめ」又は「はっこめ」と、酉の市についての説明には、読み違いの様に書かれていた。
かっこめは、掻き込む動き。
はっこめは、神籤についていた解説によるならば、掃き込む動き。
であれば、単なる読み違えではない。
掻くとは引っ掛けて近くに寄せる動き。
掃くも集めはするが、寄せる動きとは限らない。
同じ「はく」の音を持つ「吐く」。
これは外に出す、自身から離す動きでである。
振り込みや書き込みなどは外に送る動きで、「込める」は、閉じ込める囲い込むと言った、内に留める動きばかりとは限らない。
「ひょっとしてはっこめかっこめとは、対になる逆の動きを示しているのだろうか?」と浮かび、次の瞬間「あっ!」となった。
対になっているなら、かっこめはっこめの動きは、呼吸に通じる。
財も呼吸する。
それは、「利息」と言う表現からも明らかなのだ。