《生まれる場面》

 

言葉新しく生まれるが、それよりも頻繁に、と言うか途切れることなく生まれ続けているのが場面である。

 

誰が居ても居なくても。

 

人が居ても居なくても。

 

物理次元上には常に様々な場面展開する。

 

 

それを観察するのが人型生命体本来の役割

 

動物もある程度、観察に似たことを行って知識を得る。

 

この場所に隠れていると獲物が通って捕まえやすいとか。

 

この植物を食べるとお腹の調子が整うとか。

 

 

概ね、「生き延びる為」「より快適に生きる為」にそれは行われる。

 

なので例えば、

 

「この場面起きたこと物理次元上初めて見られるものなのだろうか」

 

と言った点について、他の生き物は気に留めない

 

自身の生存と何ら関りがないことを、他の種が注視するのを見たことがない

 

観察者としての役割全うする時、人型生命体本来持つ力冴えわたって来る

 

役割うすることに意識を向けた時、御神との協力が不可欠なのは明らか

 

協力するには歩調を合わせる必要がある。

 

 

意識落ち着きなく飛び回ることを止めて、御神体のペースに沿って、これまでより丁寧に場面観察する時。

 

同じ人、同じ場所など諸条件が共通する為に、似たものに感じられていた場面の、見逃していた新しさが目に冴え冴えとして来る

 

雨上がりの様に、鮮やかに。

 

場面から感じる新しさは、それを観察する意識の状態も新しくする。

 

観察するもの、されるもの。

 

互いに磨かれて、より輝くのだ。

 

毎瞬生まれる鮮やかさ。

(2025/6/16)